そんなことを考えている方も多いでしょう。
お金と時間をかけて資格を取得するなら、将来性のある資格がいいですよね。
そこで本記事では、需要のある資格をランキングにして紹介していきます。
将来性のある資格や高収入につながる資格について、詳しく解説していきます。
目次
不況な場合でも稼げる資格とは?
同じ資格を取得するなら、不況な場合にも強い資格を取得したいですよね。
しかしながら、資格が多すぎてどれが需要のある資格なのか、わからないという人も多いでしょう。
そこで、需要のある資格や稼げる資格について、詳しく解説していきます。
需要のある資格は稼げる資格
資格を取得するなら、稼げる資格がいいというのは誰もがそう思うでしょう。
それでは、稼げる資格とはどんな資格なのかというと、需要のある資格のことです。
需要がある、つまりそれだけ仕事がある資格といえます。
仕事があるからこそ、対価として報酬が受け取れるわけです。
逆に、マイナーな資格は社会でも需要が少なく、あまり取得価値がありません。
コンスタントに仕事がもらえない、つまり稼げないということになります。
同じ資格を取得するのであれば、取得しようとしている資格が社会で需要があるのかどうか確認しておきましょう。
業務独占資格は稼げる
需要のある資格とは、具体的にどんな点に着目すればいいのでしょうか。
見分けるポイントは簡単です。
業務独占資格であるかどうかチェックする
業務独占資格は、具体的にいうと、医師や弁護士のような資格があげられます。
医師や弁護士のような職業は、専門的な知識を学校に行って身につける必要があり、国に認可されるにが必須です。
達人
誰でも簡単に取得できる資格ではない点、資格を取得するのが難しいという点から競合が少なくなっています。
そのため、儲かる資格となりうるのです。
稼ぎに限界がある資格もある
高収入になりうる資格の中には、官僚やパイロットなどもあります。
これらの仕事は年収1,000万円を超える仕事ですが、それ以上の額を稼ぐことは難しいとされています。
医師や弁護士であれば、資格を利用することで独立開業することは可能です。
しかしながら、官僚やパイロットなどの仕事は必ず官公庁や航空会社に努める必要があります。
資格や本人の経営手腕にもよりますが、独立開業をすることで年収が1億円を超えるケースは可能性はかなりあります。
高収入が得られる官僚やパイロットと言っても億単位で稼ぐことは、かなり難しいです。
その点で稼ぎがある資格と言っても稼ぎには限界があると言えます。
自分が将来どれくらい稼ぎたいかによって、資格を選ぶのもいいでしょう。
お金につながる資格だからといって、すべての資格が億単位で稼げるわけではないということを理解しておきましょう。
需要のある資格ランキング
需要のある資格やお金が稼げる資格はどんなものがあるのでしょうか。
ここではランキング形式で詳しく解説していきます。
- 1位:日商簿記
- 2位:宅建士
- 3位:中小企業診断士
- 4位:税理士
- 5位:ファイナンシャルプランナー
- 6位:公認会計士
- 7位:応用情報技術者試験
- 8位:行政書士
- 9位:司法書士
- 10位:公務員
1位:日商簿記
需要のある資格ランキング1位は日商簿記です。
日商簿記では、会計や経理で役立つ知識やスキルを得ることができます。
日商簿記は3~1級までありますが、実際に業務で使えるのは2級以上になります。
そのため、企業の中には「2級以上」などの条件を設けるところが多くあります。
また、履歴書に記入した際にも注目されるのは2級以上からになります。
なお、1級を取得すると税理士の国家試験受験資格を得ることができます。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | 記述形式 |
合格率 | 1級:10%、2級:20~25%、3級:50% |
受験料 | 1級:7,850円、2級:4,720円、3級:2,820円 |
2位:宅建士
需要のある資格ランキング2位は宅建士です。
宅建士は国家資格の中でも毎年多くの受験者数が受験する人気資格になっています。
宅建士の資格を取得しているかどうかで就職に響くほど、不動産ではみられる資格です。
また、不動産だけでなく、不動産関連の仕事を取り扱う保険業界や銀行系でも宅建士は有利に働きます。
さまざまな業界で必要とされるほど、汎用性の高い資格になっています。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート方式 |
合格率 | 16%前後 |
受験料 | ¥7,000 |
3位:中小企業診断士
需要のある資格ランキング3位は中小企業診断士です。
中小企業診断士の主な仕事は、経営コンサルタントがあげられます。
具体的には利益につなげるためにはどんなアプローチがあるのか、どんなコストを削減すべきなのかを提案する仕事になります。
中小企業診断士の資格は汎用性が高い資格であり、マーケティングや販売、財務の仕事にも活かされます。
業界に絞られずに使用される資格として、実務に応用されるので、日本版MBAと呼ばれて大変注目され、需要も非常に高い資格です。
試験情報 | 内容 |
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受験資格 | 1次試験:なし、2次試験:1次試験合格者 |
試験形式 | 1次試験:マークシート形式、2次試験:記述形式&口述形式 |
合格率 | 1次試験:15~25%、2次試験:20%前後 |
受験料 | 1次試験:13,000円、2次試験:17,200円 |
4位:税理士
需要のある資格ランキング4位は税理士です。
税理士には、主に以下の3つの独占業務があります。
「税務代行」「税務書類の作成」「税務相談」
税理士の資格を取得していない人では、上記の3つの業務には携われないので、需要のある資格と言えます。
税務代行の仕事では、クライアントから財務書類を受け取り、クライアントの法人税や所得税等の申告作業を代理で行います。
また、税務書類の作成などもクライアントに代わって行うことができます。
このように、独占業務以外にもコンサルティング業務などのようなAIでは代替できない業務もあり、今後も需要のある資格と言えます。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | 学識、資格、職歴、認定のいずれかの条件に該当 |
試験形式 | 記述形式 |
合格率 | 15%前後 |
受験料 | 1科目:3,500円、2科目:4,500円、3科目:5,500円 4科目:6,500円、5科目:7,500円 |
5位:ファイナンシャルプランナー
需要のある資格ランキング5位はファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナーは、企業や個人に対して資産の運用計画を提案する仕事をします。
取り扱うのはお金だけではなく、不動産や株なども含まれます。
仕事の内容的にも、提案するだけではなく自分自身のライフプラン設定にも大いに役立つ資格です。
就職や転職先も企業だけではなく、独立開業の道も切り開くことができます。
自宅で手軽に開業できるというメリットもあるため、男性だけではなく女性からも注目されており、おすすめです。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | 3級のみなし。2級・1級は受験資格あり |
試験形式 | 3級:マークシート形式、2級:マークシート形式と記述形式、1級:マークシート形式と口述形式 |
合格率 | 3級:70%、2級:25%前後、1級:10% |
受験料 | 3級:6,000円、2級:8,700円、1級:20,000~25,000円 |
6位:公認会計士
需要のある資格ランキング6位は公認会計士です。
公認会計士は、名前の通り会計や経理に関する業務に携わります。
経理や会計の業務に携わる資格は他にも多くありますが、その中でも公認会計士は国家資格を取得しなければ名乗ることができません。
主な業務内容としては、財務諸表のチェックをし、不正や不備なく作成されているかを見ることです。
財政諸表に不備や不正があった場合は、罪に問われることもあるため、高い知識とスキルが必要です。
また、公認会計士は日本最大国家資格の一つで、経済界の最高峰の資格と言われています。
それだけ難易度は大変高い資格ですが、注目度も高く、需要のある資格と言えます。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシートによる短答形式と論文形式 |
合格率 | 10%前後 |
受験料 | 19,500円 |
7位:応用情報技術者試験
需要のある資格ランキング7位は応用情報技術者試験です。
応用情報技術者試験とは、情報系の資格の1つとされている資格です。
高度なIT知識を証明する上で必要とされています。
実際に技術面の知識はもちろん、マネジメントや戦略を考えるにあたって必要な知識も問われる資格です。
そのため、応用情報技術者試験の資格を取得しているだけで以下のような仕事に直結すると言えます。
・企業の課題をIT技術を用いて解決する
・システムを開発・設計する
上記のような仕事はIT系の企業だけでなく、さまざまな業界で必要とされてるため、汎用性の高い資格と言えるでしょう。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシートによる短答形式と論文形式 |
合格率 | 10%前後 |
受験料 | 19,500円 |
8位:行政書士
需要のある資格ランキング8位は行政書士です。
行政書士は遺産手続きや交通事故にあった場合の書類手続きを代行したり、官公署に提出する建設や飲食の許認可に必要な書類作成を代理で請け負うなどの仕事をします。
行政書士は書類の作成だけではなく、許認可手続きのコンサルティング業務も昨今は増加しています。
今後も活躍される資格として、言われています。
試験情報 | 内容 |
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受験資格 | なし |
試験形式 | 択一式と記述式 |
合格率 | 10~15% |
受験料 | 7,000円 |
9位:司法書士
需要のある資格ランキング9位は司法書士です。
司法書士は士業家の国家資格で、毎年多くの受験者数を誇る資格です。
多くの受験者数を誇るのも、取得するだけで多くのメリットが得られるからです。
そのメリットの一つに、独立開業がしやすい資格であるということが挙げられます。
司法書士の資格を取得すれば、業界に縛られることなく、多くのクライアントを獲得することができます。
資格取得で高収入を狙っている人には特におすすめの資格です。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | 筆記のみ |
合格率 | 3%前後 |
受験料 | 8,000円 |
10位:公務員
需要のある資格ランキング10位は公務員です。
公務員には以下の2種類が存在します。
・国家公務員
・地方公務員
国家公務員は、国家の関わる業務を行うので、かなりスケールの大きな仕事になります。
予算編成や国会対応、法令整備等が挙げられます。
逆に地方公務員は地域住民に関する仕事を主に行う仕事になります。
具体的には、地方行政の立案や執行が主な仕事として挙げられます。
収入の面でも国家公務員は地方公務員に比べて高いです。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | 共通、年齢、学歴、資格、身体の5つの受験資格あり |
試験形式 | 択一、論文、記述、面接など複数あり |
合格率 | 国家公務員:20~50%、地方公務員:15~20% |
受験料 | 0円 |
今注目されている有望な資格
需要のある資格や高収入が期待できる資格をランキング形式で紹介してきました。
上記で紹介した資格以外にも将来性のある資格はかなりあります。
そこで、ランキング形式で紹介した資格以外にも有望な資格がどんなものなのか解説していきます。
- TOEIC
- 一級建築士
- 医師
- 土地家屋調査士
- 介護福祉士
それぞれの資格について、詳しく解説していきます。
TOEIC
TOEICは日本企業が個人の英語力を数値で測るために用いる検定です。
特に外資系の企業では、日々の業務で英語を使うことが多いため、TOEICのスコアを基準に採用をしています。
また、就職後にもTOEICのスコアをもとに昇給や昇進などを検討する企業も中には存在します。
TOEICで700点以上のスコアを取っておくことで、大企業に就職できる可能性が上がるほか、一つの技能としてアピールすることができます。
高得点を目指して受験するのも一手としていいのではないでしょうか。
一級建築士
一級建築士は、業務独占資格にあたり、独立開業という将来性のある資格になっています。
しかしながら、一級建築士の合格率は10%程度と、極めて狭い門となっている現実があります。
逆に、資格取得者が少ないという点で、資格を取得している人にはメリットになります。
最近では、不動産の建て替えなどの仕事が急増していることから、仕事が多くあります。
そのため、将来性も高く、お金を稼げる資格と言えます。
医師
医師は国家資格の中でも難しいと考えている方もいるでしょうが、試験自体はそれほど難しくはありません。
ただし、医師の国家資格の受験資格があり、大学の医学部を卒業した人のみが受験資格を有します。
この医学部に入学することが極めて難しいため、超難関と言われています。
しかし、医師は年収や名誉高い資格として言われており、権威性の高い資格でもあります。
最近では医師不足も社会問題として取り上げられているので、需要の高い資格と言えるでしょう。
土地家屋調査士
土地家屋調査士とは、不動産表示に関する仕事を専門に行う仕事です。
主な仕事の内容としては、土地や建物の不動産表示を調査して、申請手続きを行うのが挙げられます。
具体的には、土地や建物がどこにあるのか、どんな使われ方をしているのかを調査し、申請手続きを行います。
土地の売買や建物の建造の際には、登記するのが義務付けられているので、今後もなくならない資格であると言えます。
介護福祉士
介護福祉士は資格を取得していると、基本給アップやキャリアにもつながる大変便利な資格です。
施設側にも介護福祉士が一定数以上いることで国から補助金を受け取れるので、採用されるケースが多いです。
高齢化社会が進行している中で、介護福祉士の需要が高まっています。
そのため、将来性のある資格と言えます。
需要のある資格 まとめ
今回は需要のある資格について、解説していきました。
ほとんどの資格は独学で合格することができますが、しっかりとした対策が必要になります。
勉強時間の確保やモチベーションの維持など、心配な点は多いのではないでしょうか。
通学は難しいという方向けに、通信講座を使えば費用を抑えて効率よく学習することができます。
将来性があるか、お金が稼げるかなど、資格取得までの計画など考えた上で挑戦してみてください。
ざっくり、本記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 1位:日商簿記
- 2位:宅建士
- 3位:中小企業診断士
- 4位:税理士
- 5位:ファイナンシャルプランナー
- 6位:公認会計士
- 7位:応用情報技術者試験
- 8位:行政書士
- 9位:司法書士
- 10位:公務員
- TOEIC
- 一級建築士
- 医師
- 土地家屋調査士
- 介護福祉士