[PR表記]このサイトの表記には、プロモーション広告が含まれています。

一般的な葬儀費用はどのくらい?内訳や高額になる理由も解説します。

葬儀にかかる費用ってどれくらいなんだろう?凄く高かったらどうしよう?

葬儀の機会は突然訪れるもの。

だからこそ、前もってお金を準備しておくのは難しいですよね?

経済的負担も決して少ないわけではないので、思った以上に費用がかかってしまったとき、家計に大打撃を与えてしまうかもしれません。

しかし、予め葬儀の費用がどのくらいかかるのか知っておけば、いざというときのために準備しておくことができます。

さらに葬儀費用とはどのようなものなのか、内訳をしっかり把握することで不要な部分を省いて安く抑えることも可能です。

幅広い関係者を招き、お通夜と葬儀・告別式を2日間にかけて執り行う一般的な葬儀の費用はどのくらいかかるのか、費用内訳や高額になる理由とともに解説します。

この記事でわかること
  • 一般的な葬儀費用の金額がわかるから、前もって準備ができる!
  • 費用の内訳をしっかり把握することで、不要なものを省いて費用が抑えられる!
  • 費用が高くなる原因と抑える方法がわかる!

葬儀費用は約195万円程度

葬儀費用は約195万円程度

一般的な葬儀とは、いわゆる「一般葬」のことです。

1日目の夜にお通夜行い、2日目の朝昼に葬儀・告別式と火葬を行う形式の葬儀になります。

遺族や友人はもちろん、取引先を含む会社関係者や同級生、近所の人、遺族と親交のある人など幅広い関係者を招くので、最も大規模に行われる葬儀です。

一般財団法人日本消費者協会が発表した「葬儀についてのアンケート調査報告書」によると、一般的な葬儀の平均費用は約195万ほどだそうです。

ただし、日本消費者協会のアンケートは3~4年に1度行われるものであり、約195万円という数字は2017年のデータなので2021年時点の正確な平均費用は定かではありません。

また、特定のサンプルのみを参考にした金額なので、大規模な一般葬であっても、必ずしも195万円程度の費用が必要になるわけではありません。

しかし、一般的な葬儀費用はどんなに安く見積もっても100万円以上かかるのは事実なので、前もって葬儀費用は準備しておくべきでしょう。

一般葬ではなく、家族葬をお考えの方は、以下の記事も参考にしてください。

葬儀費用の内訳は3種類に分類される

葬儀費用の内訳は3種類に分類される

葬儀費用の内訳は、主に以下の3種類に分類されます。

葬儀費用の内訳
  • 葬儀一式に関する費用
  • 接待(飲食や返礼品)に関する費用
  • 宗教儀式に関する費用

では、それぞれの費用の内訳についてさらに詳しく解説します。

葬儀一式に関する費用の内訳

葬儀一式に関する費用とは、要するに葬儀を執り行うために必要となる費用のことです。

葬儀の内容や形式によって必要なものは異なりますが、一般的な葬儀一式にかかる費用の内訳は以下の通りになります。

一般的な葬儀一式にかかる費用の内訳
  • ご遺体を移送する費用
  • 車両関係費用
  • 式場利用料
  • 人的サービスの費用
  • 火葬にかかる費用

葬儀一式に関する費用はだいたい120万円ほど。

ただし、必ずしも120万円前後になるわけではないので、事前にしっかり見積りを出してもらい、詳しい内訳を見て検討することをおすすめします。

では、それぞれの費用はどのように使われているのか解説します。

ご遺体を移送する費用

病院でご臨終された場合、そのまま病院の霊安室に運ばれますが、長時間安置できるわけではありません。

だいたい、数時間程度で葬儀社の安置所や民間の安置施設へ移送しなくてはなりません。

また、告別式終了後に式場から出棺されると、ご遺体は火葬場へ移送されます。

ご遺体の移送は葬儀を執り行う際に必要なので、移送にかかる費用は葬儀一式の費用に含まれます。

車両関係費用

参列者の送迎が必要な場合や、霊柩車でご遺体を移送する際に車両をレンタルする費用がかかります。

送迎車の有無や霊柩車の車種によって、車両関係費用の金額が変化します。

式場利用料

葬儀社に式場を借りて葬儀を執り行う場合は、式場の利用料がかかります。

また、式場をセッティングする際に、祭壇や遺影写真、棺桶、位牌などの葬祭用品や、供花などの供物に関する費用もかかります。

人的サービスの費用

葬儀の相談に応じてくれる担当者や、葬儀当日に受付や案内などを行ってくれるスタッフ、ご遺体の移送を行ってくれる運転手などに支払う人件費も葬儀費用の一部です。

また、葬儀業者に直接支払う費用ではありませんが、友人や知人に世話役(葬儀のお手伝い)を依頼する際に支払う謝礼も含まれます。

火葬にかかる費用

火葬場を利用する際にも費用が発生します。

火葬場の利用料は、火葬そのものにかかる費用と控室を利用する費用です。

なお、火葬にかかる費用は火葬場の地域や運営が公営か民営かによって変わります

また、遺骨を納める骨壷も火葬にかかる費用に含まれます。

接待に関する費用の内訳

葬儀に足を運んでくださった参列者の方々への接待にかかる費用も発生します。

接待にかかる費用の内訳
  • 通夜振る舞い精進落しなどの飲食にかかる費用
  • 返礼品(香典返し、会葬御礼品、志など)にかかる費用
  • 会葬礼状に関する費用
  • 宿泊する方のため費用

接待に関する費用はだいたい30万円ほど。

接待に関する費用は、品物の質や人数規模によって大きく変わる部分です。

では、接待に関する費用について、さらに詳しく解説します。

飲食にかかる費用

お通夜終了後や火葬式もしくは初七日法要(繰り上げ法要)終了後に、僧侶や参列者に会食を振る舞います。

なお、会食の手配は基本的に葬儀社側が行いますが、費用が高額になる傾向があるので、遺族側が手配するケースも。

ちなみにお通夜で振る舞う会食を「通夜振る舞い」、火葬式後に振る舞う会食を「精進落し」と言います。

返礼品にかかる費用

参列者へお渡しする返礼品も、葬儀に必要な費用です。

返礼品の費用はお渡しする数と品物の質によって増減します。

なお、返礼品は遺族側が手配することも可能ですが、葬儀社でも用意してもらえるのでお任せするのが一般的です。

葬儀社にお任せした場合、お渡しした数だけ費用が請求されるケースが多いです。

会葬礼状に関する費用

会葬礼状とは、香典の有無に関わらず、葬儀に参列してくださった方への感謝の気持ちを伝えるものです。

返礼品とともにお渡しするケースが多いですが、後日発送のケースもあります。

近年は会葬礼状を渡さない葬儀もありますが、会葬礼状は忌引休暇を取得する証明書にもなるので、トラブルを回避するためにも作った方がよいものです。

宿泊する方のため費用

遠方から足を運んでくださった方や、お通夜の際に宿泊する方への宿泊費用も遺族が負担するべき費用です。

特に当てはまる参列者がいない場合は省ける部分です。

宗教儀式に関する費用の内訳

近年では宗教儀式を行わない葬儀もありますが、現在でも最も多く執り行われているのは仏教式(仏式)の葬儀です。

仏式に限らず、神道式(神式)やキリスト式でも、葬儀の際に宗教儀式を行います。

最も多く執り行われている仏式の葬儀において、宗教儀式に関する費用の内訳は以下の通りです。

宗教儀式に関する費用の内訳
  • お布施
  • お車代
  • 戒名にかかる費用

なお、僧侶が会食に参加されない場合は、お食事代もお渡しします。

宗教儀式に関する費用はだいたい45万円ほど。

ちなみに葬儀社によっては、葬儀一式の費用に僧侶へお渡しするお布施やお車代が含まれているケースもあります。

では、それぞれどのような費用なのでしょうか?

お布施

お布施とは僧侶に読経していただく際にお渡しする金銭のことです。

相場は30,000~50,000円程度。

お通夜と葬儀式・告別式を2日間で行う場合は、2日分のお布施が必要になります。

なお、寺院や葬儀社によってお布施の金額が異なるため、予めどのくらい必要なのか把握しておくことをおすすめします。

お車代

お車代とは、僧侶が式場まで足を運んでくださる際にお渡しする金銭です。

いわゆる交通費のことで、寺院から式場までの距離を目安に5,000~10,000円程度包みます。

戒名にかかる費用

戒名とは故人が仏の弟子になった証として送られる名前のことで、本来なら生前から授かっておくべきものですが、亡くなってから付けられるケースが一般的です。

戒名にはそれぞれランクがあり、ランクが高ければ高いほど戒名にかかる費用も高くなります。

低いランクであれば数万円程度から依頼できますが、高いランクだと100万円程度にまで及ぶことも。

葬儀費用が高額になる理由と対処法

葬儀費用が高額になる理由と対処法

一般的な葬儀費用は195万円と言われていますが、最近では人数や儀式自体の規模を小さくした葬儀が増えているため、実際に195万円ほどかかったケースはあまり多くないでしょう。

実は、葬儀の規模に問わず、葬儀費用を見積りよりも安く抑えることは可能です。

では、葬儀費用が高額になる理由とその対処法について解説します。

そもそも依頼する葬儀社の提示金額が高額

近年は葬儀費用の低価格化が進み価格競争が起きていますが、中には全体的に相場以上のプランしか用意していない葬儀社もあります。

しかし、1社だけの見積りをもらっても、提示された金額が高いのか安いのかわかりませんよね?

なんとなくその場の流れで依頼した葬儀社が、実は最も高額な葬儀社だったということもあるかもしれません。

高額な葬儀社に依頼しないための対策は、必ず複数社に見積りを出してもらうことです。

複数の葬儀社に同じ内容のプランで見積りを出してもらうことで、どの葬儀社がお得なのか比較できるようになります。

また、見積りを複数の葬儀社に出してもらえば価格交渉もしやすくなるので、葬儀費用を抑えたい場合は必ず見積りは複数の葬儀社から出してもらいましょう。

葬儀の参列者数が多い

葬儀の人数規模が大きくなれば大きくなるほど、葬儀費用は高額になります。

こ参列者数が多くなるとどうなるのか?
  • 大きな式場が必要になる
  • 必要な返礼品や会食の数が多くなる
  • 案内係や受付係が複数人必要になる

参列者数が多くなるほどいただく香典の金額も高くなりますが、夫婦連名や家族連れなど、必ずしも人数分の香典がもらえるわけではありません。

しかし、接待に関する部分は人数分が必要になる部分も多いので、人数分規模が大きくなればなるほど葬儀費用が膨らみます。

葬儀費用を抑える対策は、返礼品などの金額を少し下げることです。

例えば、人数が多くなるとわかった時点で、検討していた5,000円品物から3,000円の品物に変えるなど。

また、人手が足りないのであれば、葬儀社のスタッフにお任せするのではなく、友人や知人にお手伝いを依頼すると、人件費を安く抑えられます

ほかにも、幅広い関係者を招待するのではなく、遺族と親しい友人のみで行う家族葬にするなど、葬儀そのものの規模を縮小することで費用が抑えらます。

高価な祭壇を選んでいる

葬儀の費用を大きく増減する原因のひとつが、祭壇の費用です。

祭壇にはさまざまな種類がありますが、日本で主に使われているのは大きくわけて「白木祭壇(仏式祭壇)」と「花祭壇」です。

白木祭壇は一部の宗派を除き、最も一般的に用いられる祭壇で、中央に遺影、周辺に白い生花を飾ります。

白木祭壇は葬儀社からレンタルするのが一般的ですが、、オーダーメイドのものにすると100万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

一方の花祭壇は、生花や造花で故人のためだけに作られるオリジナルの祭壇です。

使用する花の量や時期に応じて費用が増減します。

シンプルな花祭壇なら10万円台から可能ですが、高価な花を使った派手な花祭壇は50~80万円ほどに及ぶことも。

費用を抑える対策は、白木祭壇を使うなら葬儀社からレンタルすること、花祭壇ならシンプルな装飾にすることです。

高価な棺を選んでいる

棺の価格も葬儀費用を大きく増減する原因のひとつです。

棺の価格は主に、棺の素材や形状によって変わります。

棺の費用相場
  • 木棺:天然木材10~100万円程度/ベニヤ板(フラッシュ材)4~10万円程度
  • 布棺:2~30万円程度
  • 組み立て式:2~10万円程度
  • エコ棺:5~20万円程度
  • エンバー棺:10~40万円程度

同じ素材でも費用に大きく差があるのは、装飾の細かさや形状、サイズなどで大きく変わるからです。

安価なフラッシュ材エコ棺でも、見た目は通常の棺とほぼ変わらないので、費用を抑えるならシンプルで安価な素材のものを選びましょう。

フラッシュ材とは加工木材のことで、ベニヤ板と芯材を張り合わせて作られています。

天然木材よりも軽量で、天然木材のような木目柄がプリントされており、見た目に安っぽさがないので近年ではよく選ばれている棺です。

一方のエコ館は、棺用に加工された強度の高いダンボールや間伐材を使用している、環境に配慮した棺です。

表面は布張りになっているので、見た目だけではエコ館を使用しているかどうかわかりません。

費用を抑えつつもこだわりたいのであれば、カラーバリエーションが豊富な布館を選ぶのがおすすめです。

葬儀費用まとめ

葬儀費用まとめ

一般的な葬儀費用のおさらい
  • 一般的な葬儀費用は約195万円
  • 葬儀の費用は、返礼品や棺などを高価なものにしたり、葬儀の規模を大きくしたりすることで高くなる。
  • 返礼品や棺、祭壇などを安価なものに変えたり、葬儀そのものの規模を縮小したりすると費用が抑えられる
  • 複数の葬儀社から見積りを出してもらうことも、費用を抑える重要なポイント!

一般的な葬儀費用は約195万円です。

ただし、最新のデータではないうえに、特定のサンプルのみを参考にして出た金額なので、必ずしも195万円かかるわけではありません。

最近では、比較的安価に葬儀ができるプランも多数登場しているので、予算に応じて自分たちに合ったプランを選びましょう。