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アンティークコインの鑑定について|鑑定方法や鑑定のメリットについて解説

アンティークコイン 鑑定

アンティークコインの鑑定って必要?
鑑定のメリットや会社を知りたい

アンティークコインを保有している人やこれから購入しようと考えている人の中にはこのような疑問を持つ人もいるでしょう。

この記事ではそんな人へ向けて、アンティークコインの鑑定の重要性やメリット、鑑定会社について解説します。

アンティークコインの鑑定について深く理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。

アンティークコインの鑑定についてまとめると
  • アンティークコインの鑑定会社はNGCとPCGSの2社が主流
  • アンティークコインは鑑定会社や代行サービスを利用して鑑定してもらう
  • 偽物のコインを見分けるにはカタログやサイトで知識を身につけよう

アンティークコインの鑑定の重要性

アンティークコインの鑑定の重要性
アンティークコインでケースに入れられていないコインは鑑定不能なものとして、価格が上がりにくいです。

逆に鑑定されて、どの時代のどんなコインかがはっきりしているものには歴史的価値が不可されるので価格が上昇します。

ここで気になるのが費用対効果です。

鑑定会社にコインの鑑定を依頼すると、数千円の依頼料がかかるのが相場です。

しかし鑑定によって、コインがどの年代につくられたものなのかがはっきりするため歴史的価値が生じます。

これによってコインの価値は、鑑定の依頼料以上に上がるケースが多いです。

中には鑑定の依頼料をもったいなく感じる人もいるでしょう。

しかし実際はコインの価値を上げるための投資という意味で、鑑定は重要です。

アンティークコインの2大鑑定機関

アンティークコインの2大鑑定機関

アンティークコインの鑑定は専門の会社が行うことが多いです。

ここでは世界的にも有名なアメリカの2大鑑定機関であるPCGとPCGSを解説します。

アンティークコインの鑑定を考えている人は少なくとも、この2社は知っておきましょう。

また、それぞれ独自のグレードを決めているので、その点も解説します。

NGC

NGCは1987年に設立された鑑定会社で、アメリカ・フロリダ州が本拠地です。

上海のミントミュージアム、アメリカのスミソニアン博物館など、世界中に展示されている貴重なコインの鑑定実績があります。

NGCは1~70までの数値によってコインのグレードを評価します。

そのグレードを保てるようなサービスもしてくれるので、コインを長期間保有することが可能です。

PCGS

PCGSは1986年に設立された鑑定会社で、本拠地はアメリカ・カリフォルニア州です。

コインを鑑定後に不正防止ケースに保管できるため、無期限で鑑定結果の価値を保証できます。

アンティークコインは長期的に、右肩上がりの値動きをするため、価値を保全することは極めて重要です。

PCGSでは、EXTREMELY FINEからPOORまでの8段階でコインを評価しています。

一流の鑑定士による、厳密な評価を受けられ、その範囲は16世紀までの世界中のコインが対象です。

アンティークコインの鑑定機関の役割

アンティークコインの鑑定機関の役割

ここからはアンティークコインの鑑定機関がどんな役割を持っているかを解説します。

鑑定機関には専門の鑑定士が在籍しており、鑑定依頼を受けてコインの価値を確定するのが主な役割です。

その中身について詳しく解説します。

アンティークコイン鑑定機関の役割
  • コインの真贋を判定する
  • アンティークコインにグレードをつける

アンティークコインの真贋を判定する

アンティークコインには、その時代につくられた本物と、後世にレプリカとしてつくられた偽物があります。

アンティークコインの価値を決めるうえで、この真贋の判定は極めて重要です。

アンティークコインの鑑定機関は専門的な方法で、コインが本物か偽物かを判定する役割を持っています。

アンティークコインにグレードをつける

鑑定機関はアンティークコインが本物と分かったあとに、グレードをつけます。

これは同じコインでも、様々な条件によって価値が変わるためです。

たとえば同じ種類のコインでも、つくられた年代が古い方がより価値が高まります。

また、古いコインでもキズや汚れが磨かれた、人の手が加わっている状態では価値は落ちるでしょう。

こうしたコインの条件に合わせて1~70の数字などで、グレードをつけることも鑑定機関の役割です。

アンティークコインを鑑定に出す方法

アンティークコインを鑑定に出す方法

ここからはアンティークコインを鑑定に出す方法について解説します。

アンティークコインは鑑定に出すことによって、その価値を高めることが可能です。

アンティークコインを鑑定に出す方法を事前に知っておくことで、実際の場面でスムーズに鑑定を受けられます。

アンティークコインを鑑定に出す方法
  • NGCやPCGSに鑑定を依頼する
  • 鑑定代行サービスを利用する

自分でNGCやPCGSにコインを鑑定に出す

自分でNGCやPCGSにアンティークコインを鑑定に出す場合、その流れは以下の通りです。

  1. NGCもしくはPCGSのWEB会員登録を行う
  2. 鑑定のタイプやグレードを決定
  3. 書類の作成・提出
  4. コインを発送する

NGCとPCGSはWEBから会員登録をしたうえで、鑑定の申し込みをする必要があります。

鑑定のタイプはコイン本体の状態やケースに保管されているかなどの条件によって変わるので注意してください。

また、必要書類の提出に際しては以下の情報の記載が必要です。

  • 会員情報
  • コインを返送する住所
  • 鑑定のタイプ・グレードの希望
  • コインの詳細な情報
  • 鑑定料の支払い方法

主に記載する情報は以上となります。

また、いずれの鑑定会社もコインを送付するのは香港にある支社です。

宛先は間違いのないよう注意しましょう。

コインの鑑定についてさらに詳しく知りたい人は、英語表記ですがNGCPCGSの公式サイトを確認してください。

鑑定代行サービスを利用する

鑑定代行サービスはアンティークコインショップに鑑定代行を依頼します。

NGCやPCGSに鑑定を依頼する場合、自分ですべての手続きを行う必要があるため手間がかかります。

鑑定代行サービスであれば、コイン発想の手続きをショップが行ってくれるため手続きの簡略化が可能です。

鑑定代行サービスの申し込みはインターネット上から行えます。

NGCやPCGSへの直接依頼に不安のある人は鑑定代行サービスを利用するのがおすすめです。

アンティークコインの鑑定にかかる料金

アンティークコインの鑑定にかかる料金

アンティークコインの鑑定料はいくらくらいなのかと気になった方もいるかもしれません。

ここでは、アンティークコインを鑑定に出す時にかかる鑑定料を、NGC・PCGS・鑑定代行サービスごとにまとめました。

NGCの鑑定料金

コインの評価額 鑑定料(保険料は共通1%)
偽物or鑑定不能品 6,000円+保険料
3~30万円未満 9,500円+保険料
3万円未満 6,000円+保険料
30~100万円未満 12,000円+保険料
100~1,000万円未満 15,000円+保険料
1,000万円以上 15,000円+保険料

PCGSの鑑定料金

基本鑑定料 30~350ドル
鑑定手数料 10ドル
加算料金 鑑定評価額の1%
オプション料金 5~15ドル

鑑定代行サービスの鑑定料金

鑑定代行サービスを利用する場合、ショップによって費用は異なります。

相場は「事務手数料+鑑定評価額の1%」なので、鑑定料の比較をする場合はこの金額を基準にしてください。

偽物のコインを避けるために必要なこと

偽物のコインを避けるために必要なこと

ここからは、アンティークコインの偽物を購入しないために必要なことを解説します。

アンティークコインは価値が高い一方で偽物も流通しており、知識がないと見抜くことは難しいです。

そのため事前に様々な方法で本物と偽物の見分け方を把握しましょう。

アンティークコインの偽物を見抜く方法
  • 知識を身につけておく
  • カタログで本物を見分けられるようにする
  • ウェブサイトを利用して本物を見分ける
  • 鑑定済みコインを入手する

アンティークコインに関する知識をつける

偽物を見分けるために必要なことは、コインに関する知識を正確に身につけることです。

アンティークコインの本物が、どんなものかを種類ごとに見分けられるのが理想と言えます。

ただし、鑑定士ではない一般の人が本物と偽物を肉眼で見分けるのは難しいことも多いです。

そのため、本物と偽物を見抜く以上に「どの情報媒体ならば正しい情報を得られるか」も把握しましょう。

このように様々なアンティークコインに関する知識を身につけることで、偽物に引っかかる可能性を減らせます。

カタログを使って本物を見分ける

アンティークコインは様々な年代や国のものが収録されたカタログがあります。

そのカタログには本物の写真だけでなく、コインの特徴も合わせて記載されています。

そのカタログを見ながら、本物のコインか偽物のコインかを見比べれば見分けることが可能です。

ただしカタログはあくまでも、画像であり実物ではありません。

しかし、ある程度の知識がないとカタログを見ながらでも、偽物を購入してしまう可能性があります。

カタログは本来、どんなコインがあるかを確認するためのものなので、必ず偽物を見分けられないので注意しましょう。

ウェブサイトを使って本物を見分ける

スラブケースに保管されているアンティークコインの中には鑑定会社によって、鑑定番号が振られているものがあります。

この鑑定番号をサイトの中で入力すると、詳細情報が表示される仕組みです。

もし鑑定番号を入力した際に、情報が出てこなかったり、出てきてもまったく違うコインの情報が出てきたら偽物の可能性があります。

このようにウェブサイトを活用すると、高い精度で偽物のコインを見分けることが可能です。

鑑定済みのコインを購入する

鑑定済みのコインはすでに鑑定士によって、つくられた年代や価格が確定しています。

そのため、ここまで紹介した方法の中でも安全性が最も高いです。

また、アンティークコインは歴史的価値が重要なので時間がたつとともに価格が値上がりするため、一度鑑定されて価値が保証されたアンティークコインは、長期保有によって含み益を生んでくれるのもメリットです。

専門家である鑑定士によって価値が認められていることで安心感もあるので、特におすすめと言えます。

鑑定済みのコインを購入するメリット

鑑定済みのコインを購入するメリット

ここからは鑑定済みアンティークコインを購入するメリットを解説します。

鑑定済みのアンティークコインを購入することによって、価値の変動が起こるリスクが抑えられ、かつより高い値段が付きやすいです。

この2つのメリットについて、それぞれ解説します。

鑑定済みアンティークコインを購入するメリット
  • 価値が変わりにくくなる
  • 鑑定によって、値段が高くなる

価値が変動しにくい

一度鑑定されたコインはその時点でつくられた年代などが確定するため、鑑定によって価値が変動するリスクを大きく抑えられるのです。

中には、同年代のコインが大量に出土して市場に出回ることによって価値が下がるものもありますが、そういった特殊な要素がなければ、コインの価値は上がることはあっても下がることはありません。

鑑定済みコインは価値が安定しているため、長期投資の対象に向いていると言えます。

未鑑定のコインより高く値段がつく

未鑑定のコインは市場では偽物のリスクや年代が未確定といった要因によって値段が安くなりやすいです。

アンティークコインの収集家は、偽物のリスクは避けたいので市場では同じコインでも鑑定済みの方が値段が上がります。そのため、未鑑定のコインでも鑑定によって値段が上がることがほとんどです。

鑑定会社や代行サービスに依頼した場合、一定の鑑定料はかかってしまいますが、それよりも値段が上がるのであれば、割の良い投資です。

もし鑑定料がかかることにリスクを感じるのであれば、購入するのは鑑定済みのコインのみにしてください。

そうすることで偽物を購入してしまうリスクをゼロにできます。

【アンティークコインの鑑定について|鑑定方法や鑑定のメリットについて解説】 まとめ

【アンティークコインの鑑定について|鑑定方法や鑑定のメリットについて解説】 まとめ

ここまでアンティークコインの鑑定について、重要性や代表的な鑑定機関、メリットを中心に解説しました。

アンティークコインは鑑定を受けることによって、その価値を確定させられます。未鑑定のコインを鑑定に出すと鑑定料がかかりますが、それ以上にコインの価値を高められるのがメリットです。

また、鑑定を受ける際はNGCやPCGSなどの鑑定機関や鑑定代行サービスを利用して、信頼できる鑑定士の鑑定を受けましょう。鑑定を受けることで、アンティークコインの購入において最も気をつけなければならない偽物も、鑑定済みコインの購入によって避けられます。

この記事を読んで、自分の持っているコインの価値が気になった人は、ぜひ鑑定を依頼してみてください。